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されどきのぶろ。

元ホテリエのアラサー女のやるせないブログ。 雑記を中心に、ホテル・結婚式・アニメゲーム・ブログ作成・資産運用の事などをほざきます。

PO(公募増資)のリスクにはご注意あれ!

資産運用 資産運用-基礎知識
 

PO(公募増資)には要注意。

公募増資ってなに?

先日話題に出てきました、IPO。今日は、そこから一文字削った「PO」という言葉についてお話しておかなければなりません。
 
一見よく似たこの二つの言葉。初心者の方でありがちですが、きちんと違いを理解していないと大きな痛手となります。
 

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IPOとPOの違い。 

※IPOについてはこちら。 
IPOのIは”initial(イニシャル)”の” I ”。つまり「最初」のという意味です。IPOが「新規公開株」と訳されているのに対し、POは主に「公募増資」という言い方で表されています。
 
 
POは上場後の会社(上場前だった場合がIPOですね)が、新たに株を発行し世間に買ってもらうという行為です。
 
企業からみれば目的はともに共通して「資金集め」なわけですが、我々投資家にとっては全く違う性質のものとなりますので充分に注意をして下さい。
 
 
早速、具体的にみていきましょう。
 

POの仕組みを学ぼう!

具体例でPOを知ろう。

5年前に上場をしたA社はさらなる飛躍の為、資金調達を検討しました。社内で話し合った結果、PO(公募増資)をすることを決めました。
 
でもただ単に、新株を公開するだけではパンチが足りません。
 
投資家たちを買いたい気持ちにさせるメリットが無いといけませんね。そこで「ディスカウント」という方法がとられます。株価を数パーセント安く買えるようにするんです。
 
A社「公募増資するよ!少し安く売りますよ!5%OFF!お得でっせ!」 という感じ。
 
そこで「割引で得するじゃん!取得してすぐ売ったろ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 
しかし、実際にはタイムラグが発生します。 株を取得して、再度株を売却できるようになるまでは公募増資の場合数日間かかります。そして、悲しいかなその間に株価が徐々に下がり、売却できるタイミングですぐに手放しても利益が出せないケースが多々あります。
 
 
ここがIPOとPOの大きな違いです。
 
 
なぜ公募増資をすると株価が下がりやすいのか・・・少し専門用語が出てきますが紙芝居を使いつつわかりやすいように説明してみましょう。
 

公募増資すると株価が安くなる理由。

先程でてきたA社にもう一度登場してもらいましょう。前提として、A社の株は現在世の中に5株出回っているとしましょう。
 
そしてA社は一年間に1万円の純利益を出しているとします。純利益というのは、人件費やら原料費やら出費を何もかも引いた状態の利益ですよね。

 

zero-ipo.hatenablog.com

 

 ここで必要になってくる専門用語が「一株当たりの利益」というものです。後日詳しく説明しますが、今日の時点では「効率よく儲かってるのか判断する指標」と単純に考えてください。 一株当たりの利益が前年に比べ、高ければ高いほど「おー、この会社今期業績いいなー。」と解釈出来ます。

 
 
「一株当たりの利益」の算出方法は
純利益÷発行株数=一株当たりの利益
 
 
つまりA社の場合は、10,000円÷5株=2,000円が一株当たりの利益となります(わかりやすく極端な数字にしています。)
 

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今回A社は、公募増資によって新たに95株を発行することにしましょう。つまり最終的に発行株数が100株になるという事です。
 
 
するとどうでしょう。
先程の一株当たりの利益は10,000円÷100株=100円となります。
 
 

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あれー、大分数字が少なくなりましたよね。つまり一株当たりの効率がだいぶ落ち込んでしまいました。このことを株式の希薄化といわれています。別の言い方をすれば一株当たりの価値が下がってしまったんですね。
  
投資家はこの状況を嫌いますから、結果として株価が下がってしまうのです。なお、今回の公募増資によって得た資金を使うことによって
 
  • 新しい産業を生み出すかもしれない。
  • 研究開発に資金を回し特許技術を得るかもしれない。
 
結果、将来的には株価がどーんと上がるかもしれません!そしてもちろん上がらないかもしれません。つまりPO(公募増資)に挑戦する時は長い目で、中長期的な目線で株価の動きをみる必要があるといえます。
 
  

PO(公募増資)の最大の注意点

いやらしいことに、ネット証券などではIPOとPOがあたかも同じ扱いかのような見せ方をしてきますので要注意です。
 
証券会社の営業さんもよく「公募増資があるんですけど・・・どうですかね」みたいに声をかけまわっています。IPOかPOか・・・。この違いは必ず理解した上でチェックしてみてください。 
 

ここからは余談ですが。

なお、株価が下がった局面で利益を出せる方法がありましたよね。以前この記事で触れました。

 

zero-ipo.hatenablog.com

 

 

そう、空売りです。公募増資=株価が下がるという仕組みを利用して、空売りを仕掛ける方もたくさんいます。・・・ですが、初心者の内は手を付けない方が宜しいかと思います。余裕のある資産がある場合のみ、リスクをきちんと理解してからにしておきましょう。

 

それではキノでした。

 

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