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されどきのぶろ。

元ホテリエのアラサー女のやるせないブログ。 雑記を中心に、ホテル・結婚式・アニメゲーム・ブログ作成・資産運用の事などをほざきます。

わからずやの俺様上司に向けて送りたいマイナーな名言 ~漢文 韓愈の師説より~

雑学 就職・転職

どうもキノです。突然ですが実は私学生時代、漢文が得意でした。

 

そもそものきっかけは光栄のゲーム「三國志」からスタートして(いかん歳がばれるw)、横山光輝の三国志、吉川栄治の三国志、北方謙三の三国志、反三国志、蒼天航路と何だほとんど三国志じゃないかと突っ込まれるのはさておいて司馬遼太郎の項羽と劉邦や、北方謙三の岳飛伝、水滸伝など多岐にわたって結構読み読みしております。

 

何が面白いって小説ありきとはいえ、昔の中国の人々は本当に魅力的なんですね。読むたびに「おいおい今の中国人はどうしちゃったんだ」って思うんですけど、そういうことを書くとなんか脱線しちゃいそうなのでこの辺で留めておくとして。

 

わからずやの俺様上司に向けて送りたいマイナーな名言

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さて、タイトルに触れましょう。前会社のとある上司についてなんですが、社内でも扱いに苦労していた彼の特徴が以下の通り。

 

  1. 長年の自身の経験をなによりも重視する。
  2. 他人の意見は一切聞かない、典型的な俺様。
  3. 部下が「こうした方がいいんじゃないか」なんて意見を言おう物なら、その意見の粗探しを始め、粗があれば徹底的につぶす。
  4. 逆に正論だとめちゃくちゃ不機嫌になってしまう。

 

となんともまぁ、困った人でした。結構こういうタイプってどの会社にもいるものなんでしょうか。

 

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自分の意見を曲げないのはある意味「芯が通ってる」というプラス思考な見方も出来なくもないんですが、私から見るとすんごくもったいないと思うんですよね。そんな彼に是非送りたい文があります。それが韓愈の師説です。

 

韓愈って誰よ。

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中国 唐の時代を代表する文人である韓愈。唐宋八大家の一人。・・・らしいんですがうーんまぁ、知らない人が多いですよね。とりあえず偉い人だと思っておいてください。その韓愈が書いた「師説(しのせつと読みます)」が私自身の座右の銘的な存在なんです。

 

こんなマイナーな文章に出会ったのもなんかの縁・・・という訳で是非紹介させてください。きっと「あの人に当てはまる!」「私に当てはまる!」事が見いだせるんじゃないかなと思います。

 

 

原文は以下の通り

 

師説 韓愈

古之学者、必有師。
師者所以伝道受業解惑也。
人非生而知之者。
孰能無惑。
惑而不従師、其為惑也、終不解矣。
生乎吾前、其聞道也、固先乎吾、吾従而師之。
生乎吾後、其聞道也、亦先乎吾、吾従而師之。
吾師道也。
夫庸知其年之先後生於吾乎。
是故無貴無賤、無長無少、道之所存、師之所存也。

嗟乎、師道之不伝也、久矣。
欲人之無惑也、難矣。
古之聖人、其出人也、遠矣。
猶且従師而問焉。
今之衆人、其下聖人也、亦遠矣。
而恥学於師。
是故聖益聖、愚益愚。
聖人之所以為聖、愚人之所以為愚、其皆出於此乎。

愛其子、択師而教之。
於其身也、則恥師焉、惑矣。
彼童子之師、授之書而習其句読者也。
非吾所謂伝其道、解其惑者也。
句読之不知、惑之不解、或師焉、或不焉。
小学而大遺。
吾未見其明也。
巫医・楽師・百工之人、不恥相師。
士大夫之族、曰師、曰弟子云者、則群聚而笑之。
問之則曰、
「彼与彼年相若也、道相似也。」
位卑則足羞、官盛則近諛。
嗚呼、師道之不復、可知矣。
巫医・薬師・百工之人、君子不歯。
今其智、乃反不能及。
其可怪也歟。

聖人無常師。
孔子師郯子・萇弘・師襄・老耼。
郯子之徒、其賢不及孔子。
孔子曰、
「三人行、則必有我師。」
是故弟子不必不如師。
師不必賢於弟子。
聞道有先後、術業有専攻、如是而已。

李氏子蟠、年十七。
好古文、六芸経伝、皆通習之。
不拘於時、学於余。
余嘉其能行古道、作師説以貽之。
(唐宋八大家文読本)

 

うわぁ、漢字だらけで無意識に戻るボタンを押そうとしたあなた!ちょっと待ってください。今わかりやすく解説していきますから。

 

それではどうぞ。

 

師説 全文より一部をすごくおおざっぱに意訳してみる。

 

人には必ずそれぞれ先生がいます。ここでいう先生とは「人としてのあり方」を教えてくれたり、知識とか技術を教えてくれる人のことです。

 

生まれたときからこの世の真理全てをわかっている人はまあいませんよね。・・・なのでそういった先生から物事を学ぶことで人として成長していけたらいいよね。 

 

 

んじゃあ、どういう人が先生に相応しいんだろう?

 

自分よりも先に生まれた先輩は、自分より世の中の事わかっている人が多いから是非色々学ばせてもらおう。自分より上の立場の人も同様だね、仕事に関してきっと自分より効率的なやり方知っているはずだよ!

 

逆に、自分よりも後に生まれた人・自分よりも立場の低い人はどうかな。年下だし、部下だし・・・彼らから学ぶものは一つもない?

 

 

いやいや、この人たちも自分の知らない事・経験したことない事を知っている可能性があるよ。だから、恥ずかしがらずに教えてもらう姿勢を持とうよ。結果としてその姿勢が自分の成長にも繋がるんだよ。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか、上の文で一番大切なポイントは「下の立場の人から物事を教えて貰う事に抵抗感の無い人。」人間観察してるとこれが出来てる人って、結構少ないんだよ。それも年が上になれば上になるほどね。

 

年を取ればなにかと頑固になるし、誰かに頭下げて教えてもらう事が恥ずかしくなると思うけど「それを恥」と思った瞬間に人はそれ以上レベルアップできないんだと思うんです。

 

ネットで良く「老害」って言葉を見ることがあるけど上の思考が出来る人であれば「老害」にはならないと思うんだ。

the5seconds.com

 

極端な話、相手が6歳の子供でも妖怪ウォッチについての知識は当然勝てないだろうし、相手がどんなに下の立場だとしてもPCの操作に詳しい人であればその時点でキノは足元にも及びません。素直に頭下げて教えてもらえば、後日役に立つときがきっと来るんじゃないかなー。

 

とっても簡単なようで、とっても難しいこの考え・・・きっと損にはならないはずなので頭の片隅に置いておいて頂けると嬉しいです。

 

孫子の「彼を知り、己を知ればうんたら」みたいな有名な名言もいいけどマイナーな名言からも学ぶこと結構あるのよね。

 

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まんがで身につく 孫子の兵法 *3

 

 

*1:Business Comic Series

*2:Business Comic Series

*3:Business Comic Series