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されどきのぶろ。

元ホテリエのアラサー女のやるせないブログ。 雑記を中心に、ホテル・結婚式・アニメゲーム・ブログ作成・資産運用の事などをほざきます。

【将来性】ブライダル業界に就職したい人が知っておくべき事【離職率】

こんにちは、元ウエディングプランナーのキノです。

 

いよいよ、新卒の就職活動が始まりましたね。街を行き来するリクルートスーツを身にまとう若者の姿を見ると「あぁ、私も数年前は」なんて感傷に浸ります。

 

この記事ではウエディングプランナーのお仕事に関する事を私の経験上、知る限りの全てお伝えしようと思います。

 

ブライダル業界と言えば華やかなイメージがあり、就職活動では意外と競争率も高い人気のお仕事です。中には業界への就職を目指す専門学校もあるくらいですしね。

 

さて就職活動の際、企業から提示される情報はどれも「聞こえの良い物」です。しかし、良い面も、悪い面も知った上であれば「こんなはずじゃなかった。」というギャップを少なくすることが出来ると思うのです。是非「お伝えしにくい物」も知った上で入社して頂きたい。そんな思いからこの記事を作成致しました。

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ウエディング業界と言っても色々な仕事があります。

今回はウエディングプランナーについて

ウエディング業界・・・とタイトルではひとくくりにしてしまっていますがそこには多種多様な役割が存在します。ヘアメイク・フラワーアレンジメント・引き出物・調理・サービス・カメラマン・映像演出など一つ一つ挙げていけばきりがありません。

 

この記事では主にウエディングプランナーについてご紹介をしていきます。厳密にいえば、ホテル系・式場系・プロデュース会社系でまた扱いが少々変わってくるのですが、それはまた別の機会にするとして、今回はブライダル課に配属される事を前提に話を進めてゆきます。

 

なお、ホテルに入社を考えている方の場合希望の部署に配属されない可能性がある事だけはしっかりと覚えておいて下さい。例年希望部署に配属にならなかった為退職する人が必ずいます。

 

企業によって役割が違うウエディングプランナーのお仕事

業務一括式か、業務分業式か

ウエディングプランナーの仕事は式場・ホテルの方針によって違いが有ります。

 

一つは一括式。その名の通りお客様の契約から、実際の結婚式の組み立てまでを基本一人で行うというものです。

 

お客様と初めから最後までじっくりお付き合いしたい方はお勧めですが、お客様とだけのやり取りではなく各業者との折衝もこなさないといけませんのでなかなか忙しく、スケジュール管理能力が問われます。

 

そしてもう一つが分業式。営業と打ち合わせがそれぞれ別の担当者になる方式です。営業担当は営業に専念し、打ち合わせ担当は打ち合わせに専念できるため業務効率は良いです。

 

しかし、お客様によっては営業の人はすごく相性が良かったのに、打ち合わせ担当とは上手くいかない・・・なんて事もあります。

 

また、一つの仕事に専念するため評価基準が明確です。当然売れない営業担当は評価されませんし、お客様の要望を形に出来ない打ち合わせ担当は評価されません。

 

どちらも良い面、悪い面ありますが自分の性格に合わせ入社前に確認しておくとよいでしょう。

 

担当チェンジについて

打ち合わせをしていく中でお客様から担当者を変えてほしいという要望が出ることがあります。何かミスをしてしまった、相性が悪いなど理由は様々です。自分を否定されるようでとても悲しいですが、こればかりは相性の問題もありますので覚悟しておきましょう。

 

ウエディングプランナーの年収

平均年収は250万~450万円

ウエディングプランナーの平均年収は250万円から450万円となります。未経験であれば初任給は月18万円程度、長年経験された人であれば、月35万円程度が平均収入となります。

仕事内容の大変さを考えると、あまり高い金額とはいえないのが現実です。

ウエディングプランナーの給料・年収 | ウエディングプランナーの仕事、なるには、給料、資格 | 職業情報サイトCareer Gardenより引用

 

高卒・専門卒・大卒で基本給が変わってくる企業が多いと思いますし、地域や企業の規模によっても 若干差があるかもしれません。

 

基本的に役職がつけば給料は上がって行きます。主な役職でいうとマネージャー・課長・部長といった一般的な役職から、副支配人・支配人など業界ならではの役職がメジャーでしょうか。業種柄、役職において男女の差はあまり感じません。

 

また、営業担当であればノルマが有ります。ノルマ達成未達成によっても給与が変動していくでしょう。

 

いずれにせよ、人件費に縛りをつけざるを得ないサービス業ですので青天井に給料が上がっていくような世界ではありません。お金目的でしたら他業種を目指したほうが良いと思います。

 

ウエディングプランナーの労働時間

長時間労働は避けられない

労働時間については覚悟しておいて下さい。基本的に、お客様の都合に合わせなくてはなりませんので9時出社で17時に帰る・・・なんて生活はまず出来ません。お客様が社会人ならば会社が終わった後の打ち合わせもあり得る事ですよね。

 

私個人の経験でいえばピーク時には朝8時に出社して夜23時に帰る毎日と言ったところでしょうか。残業代がしっかり出る会社ならいいのですが、とても稀なケースだと思います。よって、労働時間と年収から1時間当たりの時給を割り出すととても悲しい事になります。

 

休日・勤務体系について

土日祝日は基本的に出社のシフト制です。

 

年末年始は休みになる事が多いと思われますが、電話番として交代で出社させられる企業もあります。また8月周辺はいわゆるブライダル業界の閑散期なので夏休みとして連休を取ることが出来ます。

 

さらに、業務の性質上「友人の結婚式に出席する」という理由であれば土日に休む事も可能だったりしますが、この辺りは企業風土によってまちまちでしょう。

 

なお、式場・ホテルによっては定休日を設けている所もあります。 月~水曜日あたりに定休日を設定している企業が多いようです。

 

休日出勤の存在 

しかし休みだからと言って安心はできません。忘れてはならないのが休日出勤の存在です。

 

例えば、自分の休みの日にしかお客様の都合が合わない場合は打ち合わせの2時間だけ出社して対応します。よって職場が自宅から遠方になる場合は引っ越しも考慮に入れたほうが身のためです。

 

ウエディングプランナーの人間関係

男女比

式場・ホテルの方針によってまちまちです。男性のウエディングプランナーももちろんいますが、一般的に女性が中心になりがちです。ブライダル課(特にプレイヤーレベル)が100%女性で構成されている式場・ホテルも決して珍しくはありません。

 

なお女性だらけだと出会いが無いのではないかと心配される事もありますが、それは大丈夫。他部署や業者に異性はいくらでもいます、もとめる出会いかどうかは別として。

 

いじめ・マウンティング・派閥

女性中心の職場になりがちなので、悲しいですが派閥問題やいじめ問題はあります。私の周りでは男性問題が発展して退職まで追い込まれた人もいました。詳しくはこちらをご覧ください。 


ウエディングプランナーの離職率

離職率は結構高め

離職率は非常に高いです。女性が多いので、結婚・妊娠と言ったライフイベントによって余儀なくされるケースも多いですし、労働時間面・収入面を理由にして辞める方やいじめなどの理由で辞める方もいます。私個人の体験では3年以内で同期が7割いなくなりました。

 

ウエディングプランナーの転職先

一概には言えませんが、同業界に転職する方が多いです。中には私のように他業種に移る人間もいますがそれはどの業界でも言える事でしょう。

 

同業界に転職する場合は、年間を通して常に中途採用が募集されていますし、忙しさから教育に時間を割けず「即戦力」がとても重宝される業界ですので転職先には困らないと思います。

 

ただし、横のつながりが強い業界なので「何かやらかしてしまったり」辞めるからと言って「めちゃくちゃな事」をしでかした場合、業界内で噂が広まる事もあるでしょう。噂が広まるまでもなくとも、前職場の上司が転職先に支配人として引き抜かれた・・・なんてことはざらにあります。立つ鳥跡を濁さずです。

 

他業種に移る場合は、営業スキル面で評価をいただける事が多いのでそれを生かせる仕事を希望するならば、そこまで苦労をしないと思います。

 

ウエディング業界の現状

婚礼組数は年々減って来ている

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婚姻組数予測|マーケットを読む・調査データ|リクルート ブライダル総研より引用

 

実は少子高齢化、さらには男女の結婚離れなどを理由に年々婚礼組数は減って来ています。また、結婚はするけど「結婚式は挙げない」という選択をされる方もいらっしゃいます。さらに家族だけで小規模に挙式・披露宴を行う方も増えてきました。よって婚礼事業は全体として非常に厳しい状況です。

 

しかし、全ての企業が絶望状態にあるわけではありません。というのも、生き残りをかけて各社試行錯誤をしている中、明暗が非常に分かりやすく分かれているというのがこの業界の現状なのです。人気式場は金額が高くても人気を維持していますし、不人気式場は価格を下げてもどんどん婚礼施工数が下がっています。

 

過去最高収益をあげるホテル・式場がある一方で閉館になっている式場があります。ホテルによっては婚礼事業を取りやめる所も出てきています。かつては年間1000件近く婚礼を扱っていた式場が、現在年間100~300件程になってしまったという話は決して珍しい話ではありません。

 

入社前に人気度を調べておこう

入社前には「口コミサイトのチェック」「年間の施工件数」を聞いておくとその式場の業績・人気が下降中なのか上昇中なのかある程度判別できるのではないでしょうか。

 

また時間があれば「大安」などの良い日取りに現場を見に行くという手もおすすめです。例えば「11月の土曜日しかも大安」に全会場が埋まっていなければその式場はちょっと怪しいかも。手間はかかりますが将来性を踏まえ、できたら人気上昇中の環境で働きたいですよね。

 

大変な事はあるけど、それでもきっと他の仕事で得られないものもある

現在、私は転職してしまいウエディングとは全くかけ離れた業界に身を置いています。土日祝日休みで労働時間も以前よりは短くなりとても満足はしております。

 

が、しかし心震わせるような感動に仕事上で出会う事は無くなりましたし、仕事中涙を流すこともありません。ウエディング業界にいた時はしょっちゅうあったんですけどね。

 

ウエディングプランナーの仕事は

  • 同じ結婚式はひとつとして存在しない
  • 一生に一度のイベントのお手伝い
  • 他人同士が家族になる為の一日を作り上げる
  • 非日常空間で働ける

 

このような経験が出来る仕事はなかなかないと思います。仕事内容・労働環境はとても大変ですが、一つの結婚式が終わり達成感を味わう度にそんな辛さが吹き飛んでしまうような魅力的なお仕事だと思っています。是非、仕事の良い面・辛い面を知りつつ今後の活動に生かしていただければ幸いです。

 

以上ざっくりですが、また気付いた事があれば追記致します。

ウエディング・プランナーという仕事―ブライダル業界のすべてがわかる

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