車の前輪が側溝に落ちた。
どうも。普段は営業業務の際、車に乗って移動しているキノです。
――――その日は、予定よりも早く目的地に着いたんですよ。他のことは結構ルーズだけど時間だけはうるさい私なので20分前に現地についたわけ。
待ち合わせの時間まで路上で待機していた時に事件は起こりました。
割と広い道路にもかかわらず、車を更に端に寄せようと粋がってしまったのが全ての始まりだったのね。
運悪いときに辺りは真っ暗で全く側溝の存在に気付かなかったので、ドーンという音とともに私の視界は20°くらい傾く。そう、車の左前輪が側溝に落ちてしまったのです。
側溝落ちは突然に
この事故が起きたのが午後17時45分。18時までに資料を取引先に持っていかないといけなく、必死に台車押して1キロくらい走りましたよ。二往復。雨の中。
二時間後の午後8時。無事に商談終わると今度は引き上げるものがあり、優しい先方様が気を使って「よかったら車を会社の前に持ってきてください^^」って言ってくれたけど。
出来ないのよ、物理的に。
「側溝に前輪が落ちて 、車動かせない」なんて恥ずかしいから言えず、帰りも二往復したよ。雨の中。
検索履歴に「側溝 抜け出す方法」「側溝 無料 脱出」
結局JAFを呼ぶことに
その後、必死にネットで自力脱出方法を調べてみたけど、更に傷穴広げそうな気がしたので大人しくJAFを呼ぶことに。
電話をかけると、場所と車種、状況、道路の幅など聞かれた後、到着まで二時間かかると言われる。思ったより待たされるなと思ったけど背に腹は代えられぬ。
場所については都道府県+市を伝え、さらに辺りに見える施設をいくつか挙げたら理解してくれました。
JAFが来るまでが生き地獄
JAFが来るまでの待機中 、車内で小さくなってたのだけど通りかかる人が笑いながら過ぎ去ってくのが辛かった。声は聞こえなくても「うわぁ…」みたいな目で見られてるのがビンビン伝わってきて辛かった。
笑っちゃうのもわかる、あきらかに普段見ることのない角度で側溝に突き刺さってる車の中に死んだ魚のような目をした人間が座ってるのだから。しかも、私が側溝に落ちた時間帯は真っ暗だったのに、ご丁寧に街灯がついてめっちゃスポットライトが当たってるのよ。
中にはあからさまに側溝に落ちてる前輪を覗き込んできた人もいたなぁ。
心配して声をかけてくれた人は約11%
でも優しさにも触れられたよ、心配して声かけてくれたおっちゃんに、「押しましょうか」と言ってくれたイケメン兄さんありがとうございます。暇だったから通り過ぎた人の数数えてたけど2時間の待機時間で36人、内声かけてくれた人は4人でした。(ただし警察二名含む。)
出会って5分ですぐ脱出
JAFがついてからの展開はめちゃくちゃ早かった。万が一車に傷がついても文句言わないよ的な書類にサインをしてから五分で事が終了したよ。ジャッキであげられなかったから金属でできた台座のような物をタイヤに噛ませてアクセル踏んで脱出成功!
JAFの人に聞いてみたけど、本件で本日四軒目。ただしうち二件は到着前にキャンセルになったと。なるほど待ってる間に解決しちゃうケースも多いらしい。その場合はお金もらえないこと多いんだそうだ。
JAF会員に勧誘されたけどやんわりとお断りすると、JAFの人は次の現場に颯爽と消えていった。
結局、かかった費用12,000円(入会金2,000円+年会費4,000円の会員に入ってればなんと無料!)。現場にカードスキャナー持ってきてくれるからクレジットカードでも払えたよ。やっぱり持つべきものはクレジットカードだね☆ミ
と無理やりアフィリエイト風の記事にしつつ、この記事を終えるよ。
なんとか車は傷つかなかったけど、プライドは傷ついたわ。おしまい。