
こんにちは。キノです。
プロフィールにも書いていることですが、私は元々ブライダル業界でウエディングプランナーとして日々業務をこなしておりました。
そんな私は今から数年前ブライダル業界を去り、全く違った業界へ転職しました。
現在転職を2回経験し3社目となる会社で営業職として働いております。なお特別なスキル・資格を持たない私は、経験した3社とも基本的に営業職として活動しています。
ブライダル業界で働く人は、同じ業界で転職を続けるパターンが比較的多いのですが、私のように「違う業界で働く事」を望む方も決して少なくないはず。そんな方へ他業界へ転職することの不安や、疑問点を払拭・解決できればと思いこの記事を書いております。
私が在籍していたブライダル業界の特徴・先行きを書いた記事が、なかなかのアクセス数をいただけているので併せてご紹介しておきます。表も裏も、酸いも甘いも余すことなく公開していますので興味のある方はぜひ。
もくじ
私の転職履歴
お話をする上でまずは、私の転職履歴からお伝えします。
新卒でホテルのウエディングプランナーとなった私は4年で退職し、衣料業界へ転職します。さらに現在はとある業界のメーカー営業として勤務しており、これまでBtoC・BtoB・代理店営業などを経験しています。
異業界に転職にするにあたって各業界・商品知識は入社後0から身に付けました。よって自己PR に使えたのは単純に己の営業経験位です。
一応転職するたびに給料はベースアップできているのですが、それぞれの会社で特別優秀な結果を収めているわけでは正直ありません。
一社目の最初は頑張りましたので上位をキープしていましたが、その後は中の中くらいをふわふわしている感じの明日から本気出すタイプです。

転職活動を通して感じたウエディングプランナーの市場価値
あくまでイメージですが・・・
転職面接において転職1回目はもちろんの事、2回目の転職の際も「ウエディングプランナー」としての勤務歴を詳しく突っ込まれました。
- どんな仕事をしていたのか
- 目標に対して成果はどれほどか?
- 成果はどのようにして達成していたのか?
などは典型的な転職面接時の質問ですよね。全ての会社において入社後に面接の感想を聞く機会があったのですが、いずれも
- 数字意識が強そう
- コミュニケーション能力ありそう
- 根性ありそう
- ビジネスマナーきちんとしてそう
という評価がファーストインプレッション、もしくは履歴書上・面接上で感じられたそうです。
上に並べたものははっきり言ってウェディングプランナーに対する「単なるイメージ」にすぎませんが、イメージ戦略はとても大事。
そのイメージをそのまま自分の強みとして刷り込むことで転職面接を優位に進めることが出来ました。

ウエディング業界で働いていた強みを生かそう
意外と自分では気づけないウエディング業界ならではの強み
上のリストの内、特にコミュニケーション能力・マナーに関してはかなりの確率で期待されますので、そのまま強みとして生かせます。
逆に面接時にコミュニケーション能力・マナーについて不安感を与えてしまわないように気を付けました。具体的には声量・清潔感・挨拶などですね。
また、「根性がありそう」という点は「残業時間の多さ」をうまくPRできると伝わりやすいと思います。
ウエディングプランナーは自分たちが思っているよりもずっと「長時間労働」している傾向にあります。同業界内では当たり前の話が、他業界では異様に映ることも決して不思議な話ではありません。
例えば「お客様の都合に合わせて休日出勤も厭わない」というブライダル業界では比較的当たり前のエピソードを話すと「おお、根性あるなぁ」と評価されるわけです。
根性と同時に「数字への意識の強さ」もPRできるポイントでもありますので数字と上手く絡めてお話しできると相乗効果があります。
ただこれをあまりアピールしすぎると社畜イメージが付きまとう可能性もありますので要注意。
ウエディングプランナーが異業界へ転職する際、絶対に用意するべきものとは。
転職理由は、一般的なものからさらに突っ込んだ内容まで
面接において「なぜ転職するのか」という質問はもちろんの事、さらに突っ込んだ質問が「なぜ異業界へ転職するのか」「なぜうちの業界なのか」という内容。
これは誰しもが抱く、異業界へ転職する際の宿命ともいえる質問ですのできちんと答えられるようにしましょう。
現職とあまりにもかけ離れた業界ですと回答がとても難しいと思いますが、面接の結果を左右する大きな質問になりますので何としても用意しておきましょう。
一人で考えてもなかなか納得のいく回答が用意できない場合は転職エージェントの力を借りるのも一つの手です。少し伝え方を変えることでマイナス要素をプラス要素に変えることもできるので、うまい言い回しは転職エージェントや経験豊富な人からアドバイスを貰うとよいでしょう。
様々な業界の採用面接を受ける場合は、業界ごとに理由を考えなくてはなりませんのでとても大変かとは思いますがここは一つ覚悟の見せ所です。

ブライダル業界から転職活動する際の問題点・注意点
休みが不定期故に、面接日を設定しにくい
自分が経験した中でも一番大きな問題が、ブライダル業界に身を置く関係上、休日が不定期すぎて面接スケジュールが上手くたてられないという点です。
さらに急な休日出勤もあり得る為、確実に押さえられる面接可能日の設定がとても難しいのです。
その点については転職エージェントを使うことでスケジューリングを担当者が先方と行ってくれる為、急な日程の変更も気まずい思いをすることなく進めることが出来ました。
マナー的には確実にNGでしょうが、業界をよく理解してくれる転職エージェントだときっとわかってくれるはず。
また、ブライダル業界は平日が休みになる事の多い業界ですので一般的に土日休みの業界に比べれば、平日に面接を設定しやすいメリットもあります。
なお、休みが不定期なため転職スケジュールをうまく建てられずに「まずは退職」という選択肢をとる方も周りにはいましたが、まさに背水の陣ともいうべき手法はあまりお勧めできません。
転職がすぐ決まればよいのですが決まらない場合、時間がたつにつれ必ず「焦り」が生まれます。
そしてその「焦り」が「妥協」につながる恐れもありますので、やむをえない理由が無い限り、転職先を決めてから退職という形をとるのがベストです。
ブライダル業界から転職して得られたもの
- 給料は上がった
- 土日祝が休みになった
- 休日出勤がなくなった
- 勤務時間は減った
給与の変化について
勤務時間が減ったのにも関わらず給料か上がったのが大きいですね。(元が少なすぎたというのもありますが。)
二回の転職を経て年収にして1.6倍位となり年齢相応の年収となることができました。中には年収150万円ほど上がる案件もありましたが、外資系でやっていける自信がなかったので内定辞退しました。
休日・残業時間の変化について
また休みが統一されているので予定がたてやすく、同じ土日休みの友人と休日会うことが増えました。これも大きなメリットです。
一方で残業に関してはゼロになったわけではありません。同僚はぶーぶー文句を言ってますが、私にとって「ウェディングプランナーやってた時に比べればまし」という思いがあるので、気はだいぶ楽です。
ブライダル業界から転職して失ったもの
一部業界・職種・会社規模によりますが
- BtoC営業ができなくなった
- 出張が発生するようになった
- 全国転勤の可能性があるようになった
- 余計な出費は増えた
営業方式の変化について
BtoC営業に比べてBtoB営業は会社同士の付き合いなので(今のところ)無理を言われることは少ないです。逆に言えばある意味あっさりしているので、BtoC営業時代のこってりした営業内容が恋しくなることもあります。(個人的な感想です。)
出張・転勤について
出張、転勤の存在に関しては人によって合う合わないがあるかと思いますが、入社前に志望企業の出張・転勤の頻度や可能性を調べればある程度回避できるかと思います。
予期せぬ出費面について
出費面に関しては、プランナー時代は帰社時間・出社日が全員バラバラだったので「飲み会」が比較的少なかったのですが、出社日が全員統一されてるだけでこうも違うかレベルで「飲みにけーしょん」は増えました。
これを由とするか否かは人それぞれでしょう。
さらに、仕事上取引先とゴルフなどにいかねばない事もあり、わが社では一部の懇親イベントが自己負担となっておりますので、そういった出費は増えました。地味に痛いです。
まとめ
以上が、私が経験したブライダル業界から異業界へ転職した時の注意点と不安点。さらには得たもの・失ったものとなります。ご参考になれば幸いです。
基本的に婚礼に関する営業を経験していると、コミュニケーション能力・マナー・営業慣れしていると判断され、異業界であっても営業職・接客業では問題なく通用すると考えられているようです。
イメージとなっている強みを生かしながら転職活動を有利に進めていってはいかがでしょうか。
周りのウエディングプランナーも良く使っていた転職サービスが「リクシィキャリア」 。ウエディング・ブライダル業界に特化したサービスなので業界状況に詳しく話が早い。時間の融通もきき、とても親身に対応してくれます。
私のようにブライダル業界以外に挑戦する方も近年はたくさんいらっしゃいますし、逆に他業種からウェディング業界を目指す方にも最適のサービスです。
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私が在籍していたブライダル業界の特徴・先行きを書いた記事が、なかなかのアクセス数をいただけているので併せてご紹介しておきます。表も裏も、酸いも甘いも余すことなく公開していますので興味のある方はぜひ。