どうも、キノです。実は私6年間ほどフランス語を学んでおりました。実は1か月ほどの超短期ですが、勉強でフランスに行っていた事もあります。
さすがに細かい文法的なことは忘れてしまったのですが、基本的な会話は覚えてるようです。数年前フランスに訪れた時もなんだかんだアクシデントに対応できたので意外と身についているもんだなぁと我ながら感心したものです。
そこで今日はフランス語に触れたことがない方が必ずといっていいほど
「はっ?」
と突っ込みたくなる雑学を公開いたします。明日使える話のネタになれば幸いです。
もくじ
フランス語で数を数えてみよう。
まずは基本の説明をおさえとこう1~10。
さて、フランス語で数字を数えるとなると学習経験のない方でも「1・2・3」まではきっと聞いたことがあるはず。
そう有名な「アン・ドゥ・トロワ」ですね。

では4以降は聞いたことありますか?
4=キャトル
5=サンク
6=スィス
7=セット
8=ユィット
9=ヌフ
10=ディス
なんですが、今日はこれを覚えろという話ではありません。多分生活の中で使う事まずないですから。
今日お伝えしたいのはもっと根本的なところなのです。これを知ればフランス人の数字に対する考え方に、きっと心から共感できないはず。
その共感できないポイントは11~20になると少しずつ垣間見えてきます。
英語みたいに○○ティーンで統一してほしかった。
11から20までは以下の通り。
11=オンズ
12=ドゥーズ
13=トレーズ
14=キャトルズ
15=キャンズ
16=セーズ
17=ディス・セット
18=ディズ・ユィット
19=ディズ・ヌフ
20=ヴァン
とうとうでてきましたね。赤で目立つように書きましたが17~19に関しては
10+7 ディス+セット
10+8 ディス+ユィット
10+9 ディス+ヌフ
という足し算をして組み合わせてゆく数え方になります。英語で例えるなら17=テンセブン 18=テンエイトみたいに数える感じ。
でもこれはまだかわいい方なんです。
追記:博識な方からご指摘いただきました。70~79の壁を忘れてました・・・以下追記いたしました。
続いての壁は70~79。
ここから先は次のように数字を分解して考えます。
70=60+10
ソワサントディス(60+10)と発音します。
続いて
71=60+11
72=60+12
となっていくのですが、77~79がまた厄介。勘のいい方ならもうお分かりかもしれません。
77=60+10+7
ソワソントディセット(60+10+7)と発音します。
ややこしいですが、ここでくじけてはいけません。もっとすごいのありますから。
最大の難関は80から始まる。
さらなる問題の数字。80以降から怒涛の19連発が始まります。
この80以降の数字がフランス語の中でも有数の初心者殺しポイントじゃないでしょうか。なんでフランス人はこんな言葉作りやがったんだと学生時代は恨んだものです。

その仕組みは以下の通り。
80=4×20
という考え方になります。
とうとう「かける」出てきちゃったよ・・・キャトルヴァン(4×20)と発音します。
続いて
81=4×20+1
という考え方になります。キャトルヴァンテアン(4×20+1)と発音します。
さらに90も見てみましょう。
90=4×20+10
という考え方になります。キャトルヴァンディス(4*20+10)と発音します。
なんて回りくどい数え方なんでしょう。これほどまでに非効率な数え方に誰も問題提議しなかったのでしょうか。日本で生まれてよかったと、少なくとも数字に関しては感謝しないといけません。

画像はトップをねらえ2!からキャトフヴァンディス。Rの発音を「フ」と表現してるんですよね。この記事では「ル」と表現してますが、「フ」としたくなるのもきっと聞けば納得できると思います。

最後に応用編で締めくくろう。
最後に応用編として1999を見てみましょう。もう嫌な予感しかしませんが、早速解体していきましょう。
1999=1000+9×100+4×20+10+9
ということになります。もはや中学受験の計算問題かと見間違う程の数式です。
1000はミル、100はサンですので正解は以下の通り。
ミルヌフサンキャトルヴァンディズヌフとなるわけです。
これカタカナで表記しているからまだ18文字で済んでますが、アルファベットで表記するとmille neuf cent quatre-vingt-dix-neufと全部で35文字必要になるんです。
ブログの文字数稼ぐにはもってこいですね!!!いいですか、mille neuf cent quatre-vingt-dix-neufですよmille neuf cent quatre-vingt-dix-neuf。
その他レポートの文字数に困った時もぜひ使ってください。
