余談をすっ飛ばして、手っ取り早く返済率について知りたい方はこちらをクリック!(記事後半に飛びます)
会社に到着してから気付いたのですが、家に財布を忘れてきてしまいました。定期券とは別に管理していた為、会社近くのコンビニでフィットチーネグミ グレープ味を買うまで全く気付きませんでした。お姉さんすごく、すごく恥ずかしかったぞ。
所持金が無く困った経験は小学校ぶりです。
お金が無い。
小学校の時の思い出
当時、電車通学だった私はビヨンビヨン(正式名称がわからない為、以下画像参照)を使ってランドセルから電車の定期券入れをぶら下げていました。
※ちなみに調べてみたらコイルホルダーとかコイルキーチェーンと言うらしい。また一つ賢くなりました。
コイルホルダーはいい具合に伸縮性があり、1~2m位なら余裕で伸びるのです。そんなコイルホルダーを使って、定期券入れを投げ縄のごとく振り回し公園の葉っぱを食い荒らしている毛虫を退治するという残虐な正義感をまとい当時よく男子と遊んでいました。
その結果、しばしば先っぽについていた定期券入れのみどこかへ行ってしまい、途方に暮れるという経験が何度かあったのです。当時は携帯電話も無く、肝心の緊急用のお金も定期券入れに入れていたもんだから絶望の極み。その時、駅員さんに運賃を借りて事なきを得るという知識を得ました。
そんな幼い頃の事を思い返しながら、ふと現実に戻る。
お金借りられない。
あいにくオフィスには機嫌が悪そうな部長と、忙しそうな部下しかいません。気軽にお金を借りられそうなメンツは残念ながら出払ってしまっていたのでした。
会社では、隙の無い女を演じてますので「うわらば!!!財布忘れちゃったああぁあ!」なんて気軽に叫べるキャラクターでも「部長☆おかねちょうらい☆」なんて言い出せるキャラクターでもなく、カミングアウトしようものなら部長には蔑まれ、部下にはしめしがつかない・・・という事で自力で何とかしてみようと画策したよ。辛い。
いや、結果なんも出来なかったんだけどさ。
お金が無いと困ることってなんだろう
お昼休憩を乗り越えればOK
私は幸い外回りをする仕事ではないですし、お金がなくても何とかなる。要はお昼ご飯の時間だけ乗り越えられれば問題ないのです。それに一食抜いたって死にはしない。現代においてはスマホを家に忘れてしまった時の方が絶望する気がします。
とはいえ、昼休みになってお腹すいたのでとりあえずカバンをあさってみます。
出てきたのは
- 上司にもらったパチンコ屋の景品(画像右上)
- いつ貰ったかもわからない信州のお土産(画像左上)
- サマージャンボ宝くじ(画像下)
うわぁ汚い。どこが隙の無い女なんだよ。
サマージャンボ宝くじに至っては上司に「何かあったときつかえ」と言われてカバンの奥底にしまっていたのですが、しれっと書いてありました。
まぁ、なんとなく予感してました。
以下真面目な話、お金が無くて困ったときは。
公衆接遇弁償費制度(こうしゅうせつぐうべんしょうひせいど)が貴方を助けてくれるかもしれない。
私の場合は定期券を持っていたので、所持金が無かろうが帰路につけない等大きな問題があるわけではありませんでした。
しかし、出先で財布や携帯電話を落とし帰路にもつけず、どうしようもなくなった際は交番で1000円借りられる制度があるというのです。公衆接遇弁償費という制度だそうですよ。
・公衆接遇弁償費事務取扱要綱の制定について(PDF形式:112KB)
財布などを落としてしまって家に帰れなくなった、あるいは家に連絡出来ないという人に対して、 交番に勤務している警察官などが原則1000円まで貸してくれるというものです。
返さないと最悪逮捕されます
ちなみに、借りたものですからきちんと返さないと逮捕されるらしいのでお気をつけあれ。
「電車代貸して」交番から寸借詐欺容疑で男を逮捕 警視庁
「電車代を貸して」などと交番に駆け込み、財布をなくした人などに貸し出す「公衆接遇弁償費」をだまし取ったとして、警視庁碑文谷署は6日、詐欺などの疑いで、東京都目黒区碑文谷、無職、松本真一容疑者(57)を逮捕した。
2012年9月6日 産経ニュースより
最新の公衆接遇弁償費返済率は?
驚くことに返済率は意外と低い
まさか上のニュースのように警察相手に借金を踏み倒す勇気のある人がいるとは夢にも思わなかったので驚きましたが、興味がわいたので公衆接遇弁償費の返済率についてもう少し踏み込んで調べてみました。ネットをサーフィンしてるとこんな情報が。
警視庁のデータによれば、2009年年度の公衆接遇弁償費のうち、 交通費の「貸出」 は1万6372件、金額にして752万0685円。そのうち「返済」されたのは483万6320円。
64.3%。3分の1以上は借りて返さないわけだ。
今から約8年前の2009年の情報がヒットし、なんと35.7%の方が返済しないという結果が明らかに。あれ、返さない人意外と多くないですか?なんか300万円程抜かれてるんですが・・・律儀な日本人はてっきりほぼ全員返してると思ってましたよ。
これはお巡りさんの威厳に関わる忌々しき問題ですし、きっと改善してるに違いないと考え早速、警視庁情報公開センタ―に情報開示請求をしてきました。
公衆接遇弁償費 最新の利用状況はこれだ
公衆接遇弁償費について現時点での最新情報は27年度の利用状況です。資料をみてみると次のような結果が明らかになりました。
27年度(2015年)は貸出が約690万円、返済が約540万円。よって返済率は78%程という事が判明し、返済率が64.3%だった2009年の時よりも状況は大幅に改善していると言えますね。
とはいえ150万円程が返ってきてないわけで・・・さすがに1000円の為一件一件しょっ引くわけにもいかないでしょうし、こればかりは各々のモラルに任せるしかありません。
私は大人なのでこの程度で「我々の税金がー!!」なんて怒るつもりはありませんが、何か良い方法があればいいですね。担保を用意させるとか、千円につき歯を一本なんてどうでしょう(憤り)
ちなみに利用目的のトップは断トツで交通費。その他、電話代・迷子の保護などにも使用されているようです。もし皆さんが万が一困り果ててしまった際は、是非交番に駆け込んでみてはいかがでしょうか。但し、きちんと返す事!
現場からは以上です。
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