こんにちはキノです。いつもたくさんのコメント本当に有り難うございます。鋭いご指摘や、ユーモア溢れるコメントを拝見し世の中の広さを改めて実感しています。
さて、ホテルネタ3連発の第2弾。今日は当ブログ始まって以来、初の重めな内容です…テーマはこちら。
(BGM:新世紀エヴァンゲリオンより ANGEL ATTACK)
綺麗な花には棘がある?いやいや鋭利な刃物がついている。
女性中心の職場に対するイメージ
皆様は女性中心の職場と聞いて何を想像されますか?
- 楽しそう。
- キャピキャピしてそう。
- 混ざりたい。
- いい匂いしそう。
と今回の記事を書くにおいて周りの方々から様々な意見を頂きました。確かにそんなイメージがあるかもしれません。
しかし一方でこんな意見も出ていました。
- 仲悪そう。
- 人間関係で悩みそう。
- 胃が痛くなりそう。
はてさてどうなんでしょう(遠い目)
女性目線のサービスやら、女性の社会進出やら、ダイバーシティやらが数年前から取り沙汰されていますが、良い面だけではなく、裏の一面も知っておく事でよりよい社会の仕組みの礎になればというもの。
ということで、実際私がウエディングプランナーとして働いていた数年間。男女比率3:97程の環境下で、経験してきた事を今日はまとめていこうと思います。
一度悪い環境になると負のスパイラルが始まる。
私の元職場はいわゆる離職率が非常に高い部署でした。2人新しいのが入ってくると3人やめる。極端に言えばそんな感じ。
人がなかなか定着しないから、下っ端はいつも下っ端です。下っ端が耐え切れずやめると、今度はその1つ上が仕事全部押し付けられ、耐えられずに辞めていく・・・etc
という状況だったわけです。しかも、「仕事がきつい」以外に精神を蝕んでいく原因が多々潜んでいました。
いじめは高校生までだと思ってた。
正直、社会人がいじめをするという認識を持っていなかったので、度肝を抜かれました。
主な原因は「仕事の成績」や「男の取り合い」といった物だったかな。特に後者は何度も勃発していたので「ちょっと皆さん!会社に何しに来てるんですか!」と問い詰めたかった。・・・あ、もちろんそんな勇気なかったです。
具体的にどんないじめがあったかというと
- 無視する。
- 仕事を複数人で集中して押し付ける。
- ロッカーに「ブス」と書かれる
- タイムカードがびりびりに裂かれる
- 靴が隠される
- 財布が盗まれる
とマイルドな物から割と激しい物まで様々でした。というか、私のルブタン(仮)の靴返して。
男が原因のいじめ:取られたら取り返す・・・倍返しだ!
男女が存在する限り、永遠になくならないテーマでしょう。ホテルにおいては特に調理部が手が早い・・・(調理師の方偏見すみません。)あたしのダーリン取った取られたの血みどろの争いが始まると、1対1の時もあればグループ間の抗争に発展したこともありました。
1対多数になることもしばしば。 そこでいじめが発生するんですね。中にはお偉いさんの男性を取った凄い新入社員もいました。
まぁ、これは多少なりとも「自業自得」的な要素があります。少なくとも私なんかは無縁の状況でした(歓喜の涙)
成績が原因のいじめ:中途半端に出来るやつがやられる。
私の所属していた部署は営業成績を求められましたので、毎月各自の成績が発表されます。するとそこで誰がNO1で誰がビリでという事が明らかになってしまうんですね。
さて、成績が原因のいじめにおいてターゲットになるのはどんなタイプでしょう。
- バリバリに仕事できて、地位も権力もある女性。
- 地味だけど、割と仕事できる女性。
- 全く仕事が出来ない女性。
経験上答えは2.割と仕事できる女性です。
余談ですが男性の場合は、3.仕事ができない。がやられる要素になる事が多いそうな…男女の脳のしくみの違いでしょうか。飛びぬけたNO1を攻撃するよりも、地味なNO2を攻撃した方が効率がいいと考える輩がいました。これが非常にやっかい。
当然、仕事に対するやる気を一気にそがれます。
私の友人も保険の営業をやっていましたが、営業成績が割とよかったものの目をつけられてしまい、「よからぬ営業をしている」という噂を徹底的に流され精神的に病み辞めてしまっていました。
こうなってくると、そのような存在はもはや会社にとって悪でしかならないんですがその存在を見極め、適切な処理をするというのは非常に困難でしょう。原因の特定に失敗したらえらいこっちゃですし、労働者側は基本的に守られてますからね。いや、マネジメントする立場の人は本当に大変だなぁと思います。
社会人になると辛くとも3年とかいいますが
こんな状況の下で3年間以上頑張ってみたけど、結果としていい事はあまり無かった。
「精神的に鍛えられたじゃないか!」とポジティブに考えるのもありだとは思います。
私の場合は「こんなところで偉くなってもしかたあるめぇ」と最終的に判断しましたが、もう少し早く判断していればよかったなぁとも思っています。
その間、精神を病み病院に通い始める人なども見てきました。
でもこれだけは言いたい。
「愚直に3年ルールを守って、自分が壊れる」必要は無いよ。
今回ご紹介した通り、「根性」とか「気合」で片づけられないものもあります。「だからゆとり世代は・・・」とかそんなこと言ってられる場合じゃないことも多々あります。
実際問題、面接では転職理由を聞かれる。
ただ、実際に転職面接において「人間関係が・・・」とかそういう理由は悲しいかな通用しないので、何か些細な事でも自分の武器を見つけるまでは何とか頑張ってみてもいいかもしれません。
3年という謎の数字に囚われるよりも、そっちの方が論理的でしょ。
3年という数字に対して、そのまま3年と受け止めるのではなく
少しひねくれて「なぜ3年なのか。3年たつと何を見いだ出せるのか」を考えた上で
じゃあその見い出せるものに1年、2年で辿り着くにはどうすればいいか
という考えに転換できたら最高じゃあないですか。
最後におことわり。
当然ながら、女性中心の職場が全て今回の記事のような状況ではありません。
私は転職・部署異動を通して多くの経験しておりますが、割と近しい状況はあったものの、今回ご紹介した状況まで厳しいレベルの職場はその後体験したことがありません。
これからそういった職場に行かれる方・・・超レアケースですので気を楽にお持ちください。
番外編:キノが今日2番目に言いたかったこと。
女性のまとめ方で大切なのは組み合わせる数説を唱えたい。
経験上、女性は強制的にグループ分けをされた際、以下のような傾向があると考えています。
※自分たちの意志が介在しない強制的なグループ分けというところがポイント。
女性2人組の場合
お互いに仲良くなる傾向が高いです。
むしろ円滑に事を進める為には仲良くならざるを得ないので、例え気が合わなくとも表面上そうなります。ただし、例にもあったようにここに「男女関係」などの要素が加わると修羅場と化します。
女性3人組の場合
3人とも気が合えばベストです。
「3人集まれば文殊の知恵」というしね。
しかし、この状況には一定のリスクが伴います。
2人が結託して1人を攻撃する可能性です。
こうなってしまうとグループ本来の力を発揮できず効率的にも精神的にもお互いに宜しくありません。
マネジメントされる方、真に受けない程度に頭の片隅に置いておくと役に立つかも。
それではさいなら!